最後の部分の「ノストラダムスが英語圏・仏語圏ではルネサンス期文化人として再評価されつつある」というのも少し偏った見方ではないだろうか。ドイツのエルマール・グルーバー、スウェーデンのアンナ・カールステットやロシアのアレクセイ・ペンゼンスキー、そして日本の岩波書店の2書などいろいろな国でルネサンス人として評価されつつある。ノストラダムスが『モンスト』のキャラでしか顧みられないのが本当のことで、そこに現在の日本におけるノストラダムスを収斂するというのは、ノストラダムスのオールドファンとしては些か寂しさを感じるところではある。
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