リー・マッキャン
2021-08-29


これを読む限り五島勉のいう「最後の秘詩」と関係があるようには思えない。ここに引用した解釈はあくまでもマッキャンの創作に過ぎない。あとアメリカの女性研究家といえばリズ・グリーンの『The Dreamer of the Vine - A Novel About Nostradamus』(1981)あたりが思い浮かぶが、『ノストラダムスの大予言III』はこの本の前に出版されていたと考えられる。そもそも小説なので四行詩の細かい検討に意味がない。

マッキャンの本は当時も人気があったようで、翌年1942年にはストックホルムでスウェーデン語版『Nostradamus : mannen som sa〓g in i framtiden(ノストラダムス、未来を見た男)』が出ており、古書が手元にある。原書を比べてみると忠実に翻訳されており、訳者による解説などは載っていない。ただスウェーデン語版は原書に載っている挿絵と異なっている。ノストラダムスの肖像は帽子をかぶったタイプに差し替えられているがそのあたりの理由はよくわからない。

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[ノストラダムス]

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